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今日(12月7日)Cultural Heritage Collections in the CNMI (マリアナ諸島文化遺産の収集)の講習会がテニアン公立図書館にて開催されました。この講習会はサイパン島、テニアン島、ロタ島の3島で行なわれ、シカゴ トリニティー大学の講師を務める セシリア・リザマ・サルバトーレ教授をゲストスピーカーに、参加をしたメンバーはテニアン博物館、テニアン文化交流部、マリアナ大学、テニアン裁判所、市長事務所、テニアン高校などに勤めるスタッフを中心に私も図書館の役員の一員として参加をしてきました。
      
        
サルバトーレ教授による、歴史的な書物、写真などの保管方法のレクチャーもありましたが、文化遺産は手に触るものだけとは限らず、チャモロの風習や伝説、または工作の技術などをいかに後世に伝えて残していくかを参加したメンバー全員の意見を交えて進められました。

  

フローリン氏が手にしているのはデボラ・フレミングから寄贈された80年前のヤップ島の写真です。
写真に写っている人達は全員が伝統的なコスチュームを着用しています。写真はすっかり色あせて”ひび割れ”が多数みられます。特にマリアナスのような湿気が多く、シロアリ被害も多い一般の家庭では保存管理が難しく、一般のチャモロの家庭の隅に眠っている古い写真などを収集して図書館にて正しい保管方法で管理をすればもっと長い期間の保存が可能なのです。大切な家系の歴史が残る写真ですが各家族の理解を求めて図書館に寄贈されることを心から望みます。
書物にしても同じです。個人の日記、チャモロ語の聖書、日本時代の古本や教科書なども収集できればということです。
  


       

ガブリエル・サントスによる「スポンデュラス」(スパンダラス)の工芸品のプレゼンテーション。
古代チャモロの時代は「スポンデュラス」は貨幣の代わりでした。ガブリエルが手にしているのが原型の貝。ほとんどは手からぶる下がっているネックレスのようなオレンジ色のです。この貝の色は大変貴重で中は周りがチャコールグレーのような色、本体は黄色でピカピカに光っていました。アフリカ、インカ、ナスカなどでも同じ貝の工芸品が発見されています。
        

        

首にかけているのは「シナヒ」と呼ばれるネックレス。古代チャモロのチーフ(首長)など位の高い人が付けるネックレスでした。ほとんどのシナヒはオオシャコガイで作られていますが、ガブリエルが付けているのは石で出来ているものです。シナヒを作る時は紐を通す部分に小さな穴をあけるのですが、20個のシナヒの内せいぜい2個が完成できるのだそうです。大変な技術を要するものなのですね。


         
     
ランチもご馳走になり約4時間の講習終了。私もジャングルの中をハイクしていてラッテストーンやその他の古代チャモロの道具などの文化遺産に出逢い常にその価値の深さを感じています。朽ち果てて行くものもあれば、私達の努力によっては蘇るものもあり、その価値には計り知れないものがあります。
私もこれを良い機会に半世紀前にヤップ島からテニアン島に移住してきた義理父の宝箱の行方を捜してみようと思っています。(笑)


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