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第23回東京国際映画祭が10月31日閉幕した。その中で出品された新藤兼人監督の「一枚のハガキ」が第2席にあたる審査員特別賞を受賞した。新藤監督は、御年98歳での受賞は国際映画祭史上最高齢の快挙。
独創性溢れる監督の作品は1952年の「原爆の子」を始め多くの賞を受賞されている。今回の「一枚のハガキ」は監督ご自身の戦争体験を元に描かれ、ご自分では最後の作品と仰っているが監督としての全精神を注がれた。

私も若かりし頃、芝居の仕事をしていた時に監督の作品に出演させていただいたことがある。ずっと昔の話。
日曜東芝劇場で母娘役として共演させていただいた乙羽信子さんの紹介で、監督の「悪党」という戦国映画に出演する機会があった。 当時中学2年生だった私は、夏休みに1ヶ月間たった一人で京都の亀岡の山奥にある撮影隊のプレハブの宿舎に共演者と共に滞在した。

当時では、とんでもない有名な俳優人との撮影生活だったが、チビガキだった私は今思えば恐ろしいが、「へ」とも思っていなかったように思う。
ただ監督だけは恐かった。絶対に笑った顔など見たことがない。
演技のことで質問したかったこともあるが、縮こまってそれもできなかった。ただ新藤監督は常に出演者、製作スタッフとの絆をしっかりと持ち、シャープでありながら思いやりのある演出をされていたと私の記憶に残っている。




 

向かって右端が新藤監督。一番のチビが当時13歳の私。演技指導を受けている様子。この後何回かのリハーサルの後、本番。いつもふざけていたのだが、チビなりに撮影の時は緊張していた、、と思う。

 


 

乙羽さんと絡みのシーン。夜間撮影が行われたが、真夏の京都の山奥で蛾が多くて撮り直し。日中に暗幕を張って夜の様に見せた。乙羽 さんは新藤監督のほとんどの作品に出演されており後に監督と結婚されたが、1994年に70歳で亡くなられている。

悪党 1965年近代映画社 
出演 小沢栄太郎、岸田今日子、乙羽信子、木村功、殿山泰司、宇野重吉、高橋幸治、加地健太郎、清水絋治、

以下、新藤兼人監督の作品一覧 
一枚のハガキ(2010)
雪崩(1952)
原爆の子(1952)
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